特集テーマを紐解きながら1年間練ってみるリアルカルチャーWEBマガジンです。2024年のテーマは「エン」。日常生活の中で感じる「エン」についての様々なエピソードや、その意味に迫るコラムをお届けしていきます。

趣味は増えるよどこまでも
趣味は増えるよどこまでもスノボ

趣味は増えるよどこまでもvol.1

趣味ってなんだろう。なんとなく人生が豊かになるものだと思う。考えてる時、遊んでる時、誰かと繋がる時。人の数だけある人生の楽しみ方の一端を覗いてみませんか。

《憧れのパンピースノーボーダー。結局キッカケは不純である。》

初めてゲレンデに行ったのは高校生の頃。僕の生まれ育った福岡には自然の雪を利用したゲレンデは存在しない。地元の修学旅行といえば北海道のスキー山籠り合宿が定番で、3日間を通してコーチ付きのレッスンを受けることになる。もともとインドア派で運動音痴の僕は、固定された板切れを乗りこなし雪山を颯爽と滑走する類の少年ではなかったのだが、思いのほか楽しむことができた。今となってはスノボを始めるキッカケなのかもしれないが、地理担当のA先生が1人だけスノボに乗っていた。別にいいのだが引率の教師が1人だけ抜け駆けしている姿は印象深いものがある。

さて、スノボを始めるきっかけなんて「なんかかっこいいし、みんなでわちゃわちゃしたい」であろう。A先生は若干の若ハゲであるが、女子生徒がヤーヤー盛り上がっている姿はやはりゲレンデマジックは存在するのであろう。聞いた話によると「モテる」や「異性と密着できる」というような意見もあるらしい。大人になった僕たちは、社会のコミュニティーに属しながら様々なしがらみと共に人生を送っている訳であるが、なんとなくそれが曖昧になってプリミティブな欲求が満たされるのも趣味の醍醐味なのかもしれない。そしてそこに仲間がいれば、これまた滑走のスリルや苦労と言った感情を分かち合うことのできる楽しさがある。

僕がスノボを始めたのは社会人になってからで、遊び好きのS課長を中心に同僚数名で新潟のかなりニッチな雪山に行ったのがはじめてだ。斜面のないところで移動する練習から始まるわけだが、片足で地面を蹴る、進む。と、ここまでは大丈夫。そこから徐々に斜度をきつくして滑っていく。最初は緩やかだが、ここまでくると「ん、思ったように行かない」と雲行きが怪しくなってくる。そんな状態で山の頂上に連れて行かれた頃には、確信へと変わった。散々な結果だったことは言うまでもない。

これは余談ではあるが、趣味の世界における多幸感は一部マゾヒズム的だと感じる。部活であれば体力作りのための走り込み。ゲームでいえば長時間作業の末のレアアイテム獲得。これがチーム戦であれば“我慢”と“解放”そしてそれに“共感”まで加わるわけであるから幸福感はすこぶる高いだろう。はじめてのスノボといえば?それは、人生で最大の筋肉痛を同僚女子と分かち合った。とかであろうか。。

《道 具 -スノボ編-》

もう、道具が好きなんですよ。遊びが好きなのか道具を集めることが好きなのかわからなくなります。きっと同志の方いますよね?

バートンのカスタムっていう板をヤフオクではじめて競り落としたんです。不朽の名作ってやつはどの分野でもありますよね。これもスノボ界ではその1つらしいです。結局僕はいつも不朽の名作というワードに惹かれて買ってしまうんですけど、今回はヤフオクで3万円のやつを落札しました。3回使用したら壊れたボロのビンディング付きです。まぁ当時価格10万円を超えるくらいらしく、後悔どころかいい買い物だったと思っています。

そして次にウェアが欲しくなります。みんな大好きGore-Texです。安価なウェアって撥水機能もそこまで高くなく、時間とともに水が染み込んでくることがよくあるらしい。確かに友人のウェアは吹雪の中滑ったその日の終わりにはずぶ濡れで素材の大切さを密かに実感したのを覚えています。海外ではブランドをあえて揃えず全てバラバラにすることがおしゃれ。という話を聞いたことはありますが、やはり統一したくなるのが僕の性なのでしょう。板と同じバートンです。オークションで探し始め、結局これもバートンウェアの名作シリーズ[ak]サイクリックシリーズを購入しました。

さて、悩むのはここからである。ものによっては比較的安く手に入るニット帽であったり手袋、ゴーグルといった類です。結論から言うと早くスノボ道具一式を揃えたかった僕はあまり調べることもなく、店舗の壁面に無造作にひっかけられている手袋と、Oakleyのニット帽、DRAGONのゴーグルを購入しました。今思えばこいつらもブランドを統一して買い直したい。結局買い替えちゃうんですよ来年くらいに。まぁ、板/ウェア/手袋がバートンで、ニット帽/ゴーグルがDRAGONかOakleyの組み合わせでもいいかもしれないな。

みなさんのスノボ用品の知識がほんの少しだけ醸成されれば、もう僕のこのラインナップがめちゃくちゃに王道を極めたミーハーなラインナップに気づかれることでしょう。そんなことを思うとまた別の道具が欲しくなるものしょうーがない。ステッカーやリュック、道具のお手入れ用品など知れば知るほどこだわりたいものが増えてくる。それがまた楽しい。いやはやお金がいくらあっても足りないね。。

〈徳重、はじめての道具〉

1)スノーボード
BURTON Custom 2005
ヤフオク落札価格 ¥3.2万円(ボード+ビンディングセット)

2)ビンディング
BURTON Custom(旧モデル)
ヤフオク落札価格 ¥3.2万円(ボード+ビンディングセット)

3)ブーツ
HEAD SCOUT LYT BOA 19-20
セール価格 ¥2万円くらい

4)ウェア(上下)
BURTON  [ak] GORE-TEX 2L サイクリックジャケット
ヤフオク落札価格 ¥2.4万円
BURTON [ak] GORE-TEX 2L サイクリックパンツ
ヤフオク落札価格 ¥1万円

5)ゴーグル
DRAGON D1
定価 ¥1.7万円

6)ニット帽
Oakley ニット帽
セール価格 ¥2千円くらい

7)手袋
Amazonさん

Writer:徳重
2023/01/29