特集テーマを紐解きながら1年間練ってみるリアルカルチャーWEBマガジンです。2024年のテーマは「エン」。日常生活の中で感じる「エン」についての様々なエピソードや、その意味に迫るコラムをお届けしていきます。

アラサー女、はじめてスワンボートに乗りました。
スワンボートほのぼの

スワンボート

アラサー女、はじめてスワンボートに乗りました。

もしかしたら小さい頃に乗ったことがあるかもしれない。でも乗った記憶がない。家族との写真も残ってないし、多分乗ったことがない。別に乗らずとも問題なく生きていけるけどなんとなく、本当になんとなく乗ってみた。場所は福岡県大濠公園。駅からのアクセスも良く、街中にあり、福岡のランドマークとなるような大きな公園。その中心に大きな池がある。

その公園にあるスワンボートの存在は知っていて、「スワンボート、あるなあ…」くらいの認識。"カップルで乗ると別れる"なんて都市伝説も聞いたことがある。本当かは定かではない。

たまたま大濠公園の近くで大学の後輩ちゃんと用事があったので、「スワンボートに乗ってみたい」と誘ってみた。ちなみに大濠公園のまわりには美味しいご飯屋さんやカフェもたくさんあるので、ランチにキーマカレーを食べた。

ちなみにその日は7月30日。「暑そうですね…」と後輩ちゃんは言う。絶対暑いと思う。やめといた方がいい。それでもわたしは、スワンボートになぜか乗りたかった。

スワンボートに乗る前に近くにある休憩所で水分補給をして涼んで、体内のコンディションを整える。ボートには飲み物は持ち込めない。

乗り場でおそらく大学生であろう男女グループが次々とボートに乗り込んでいた。この場合デートじゃないから都市伝説はノーカンなのかな…なんて考えつつ、男女グループの相関図を勝手に後輩ちゃんと想像しながらボートの順番を待つ。

ボートは二人乗りで、30分1100円。一人当たり550円。

自分たちの番になり、乗り場のおじちゃんに案内されボートに乗り込む。アトラクションに乗るみたいでワクワクする。ボートに乗ろうとすると意外と揺れて焦った。

足でペダルを漕いでボートを前進させる。左右へ方向転換するときは手元にあるハンドルで舵を切る。これがなかなか難しい。進んでほしい方向に進まなかったり、風にあおられて進みが悪かったりする。後輩ちゃんとワーワー言いながらなんとか進める。

池の上だと風も通るため意外と涼しく気持ち良い。池周辺の自然を楽しんだり、水鳥が泳いでいるのを見たり、のどかな時間が流れる。

さっき見かけた男女グループが遠くの方で競争をしていた。とても楽しそうで都市伝説なんか忘れてしまうくらい、いかにも青春な微笑ましい光景。

他にはお子さんを連れた家族が乗っていた。夏休みの思い出づくりといったところだろうか。ボートが木に引っかかってしまったようでお父さんが必死に木から離れようと漕いでいた。

あっという間に30分が経ち、乗り場へ戻る。気温は高いので汗ダラッダラにはなってしまったけど、乗って良かった!

たったの30分間だけど、乗ってる間はすごくゆっくり過ごすことができ、気持ちのいい時間を過ごすことができた。良い休日を過ごしたなあという満足感が強い。どんだけ強面な人だとしてもスワンボートに乗れば、ほのぼのしたやさしい風景になれる気がする。また季節が変われば違った景色を楽しんだりできそう。「スワンボートだ」という認識から、「スワンボート、気持ち良いんだよなあ」へ変わった。

何事も体験を通して知るということは心を豊かにする。
また別の公園でも、スワンボートを見かけたら乗ってみようかな。

Writer:たったかた〜ん
2023/03/19