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出張。〜ちょっと寄り道〜 Vol.1-② ドイツ編 Day1-3
海外ドイツ

出張。〜ちょっと寄り道〜 Vol.1-② ドイツ編 Day1-3

海外出張なんて初めてだ。

僕が勤める会社では3年に一度、ドイツで開催される空間に関わる様々な商材を取り扱う世界最大級の展示会の視察ツアーに参加している。弊社からは2人、会社の上層部に選出されるのだが、なんとそれに選ばれた。ドイツ2泊に加え近隣の国のどこかに2泊する。そんな5泊7日の視察出張である。

5年ぶりのパスポート更新に加え、コロナウイルス関連の手続きや証明書の発行を終えて、いざ行かんドイツ!フランス!と意気込んだのも束の間、出発前日にドイツで空港職員のストライキ報告。トランジットを予定していたイギリスに1泊することとなった。さらに、ロシアとウクライナの問題もあり、航路が通常とは異なる。13時間超えの長時間フライトである。なかなかに幸先の悪いスタートだったが、そのおかげで通ったグリーンランド上空からの景色はかなりの感動であった。以前、スノーボードについてコラムを書いたが一面に広がる氷山、氷河、山々の起伏、広大すぎる大自然を前に、そこに降り立つことを想像しただけで心がざわついた。

イギリスでは空港の近くで宿泊となったが、海外初日にタクシーを使ってビックベンを拝みに行く勇気は無く、ホテルのレストランで、巨大なフィッシュ&チップスを食べるだけでイギリス滞在は終了した。

《ドイツ、展示会》

今回の出張の一番の目的は世界最大級の展示会の視察である。普段、常設系の空間に携わることの多い私にとっては専門外なのだが、実は翌年度から展示会に関わる機会が増えることもあり勉強しておいて損はないというものだ。同行した同僚は入社当時から展示会ブースのデザインを担当している先輩だからとても頼もしい。たくさん話を聞こうと思う。

展示会視察は2日間、会場はドイツのデュッセルドルフという場所にあるのだが、敷地の広さや、隣接する施設数が日本のそれとは大違いである。皆さんご存知、日本一の展示会場である東京ビックサイトの総展示面積が115,420㎡に対しデュッセルドルフの総展示面積は約300,000㎡とのことである。日本とほぼおなじ国土面積のドイツにはこの規模の展示会場が各都市にあるというのだから驚きである。

展示ブースも国の特色がよく出ていて面白いものだった。例えば壁の作り方として、日本では色のついた紙を木工の壁に貼って仕上げることが一般的であるのに対してドイツではファブリックが一般的である。アルミ製のフレームに布を張るので ある。その技術、日本にも欲しい!。またドイツではサスティナブルな考え方も日本よりもかなり進んでいるらしく、会場のルールとして廃材量の制限が設けられている他、再利用可能なアルミ素材を強くプレゼンする企業や、おもてなし用のドリンクを地場産の飲料を再利用可能なガラス瓶で提供していたりとかなりの拘りぶりであった。とはいえ、再利用可能な流通する部材を多用している代償として、なんとなく似た形状のブースが多い印象もあり、一長一短である。意匠のデザインに関しても、企業の商材開発の熱意に関しても、日本にいるだけでは感じとることのできない熱量を肌で感じることができた。

ただ、サスティナブルとはいえ観光地のライトアップはやめないでおくれ。夕方からしか観光できないのだから。なんとか最終日にケルン大聖堂を拝む事が出来た。

《ドイツ飯》

ドイツといえばソーセージ!そう思っていた僕はまだまだ未熟者。
1枚目:会場売店のソーセージ。
品名がソーセージだけどソーセージ&ポテト
店員のおじさんにケチャ or ¥$%#? みたいなことを聞かれた。返答はケチャ〜♩

2枚目:ローストビーフ&ポテト
ホテルから少し歩いて地元民の隠れ家っぽいレストランで頼んだ料理。一品をシェアしようとする我々に、隣の革ジャンを着た渋くてデカいおばちゃんからひとこと「1人ひとつまでよ」

3枚目:ちょっといい店のローストビーフ
ドイツ人はだいたいローストビーフとポテトとビールで出来ている。あと、この店で出されたスープが海水みたいな塩辛さだった。

4枚目:ビール
人生で一番うまかった。

Writer:徳重
2023/04/09