特集テーマを紐解きながら1年間練ってみるリアルカルチャーWEBマガジンです。2024年のテーマは「エン」。日常生活の中で感じる「エン」についての様々なエピソードや、その意味に迫るコラムをお届けしていきます。

初めて仕事で殺された話。
仕事限界

初めて仕事で殺された話。

 5年続けてきた仕事で最近初めて殺されたのでそれまでの経緯を僕の反省も兼ねて備忘録的に綴っていこうと思います。殺されたと言っても安心して下さい!外傷などは負っていません。心が殺されただけです。

 キッカケは年度始めの転属から始まります。もともと内装デザインと設計を中心とした部署に新卒入社したのですが、その中でもコンペで仕事を受注する事に何となくカッコ良さと魅力を感じていた僕はそういった仕事に注力していました。そしてあるコンペを受注した事をキッカケにクリエイティブディレクター的な部署に転属しました。

しかし、そこからが怒涛の日々の始まり、最終的には部署の先輩方が総出となって助けてもらうという事案を発生させてしまったのです。

【4月.5月 -はじまり-】

 転属すぐに不穏な空気が広がり始めます。

前年度の作業を引き継ぎながら、新規コンペと万博関連の仕事が早速襲いかかってきます。クリエイターの方なら共感いただけるかもしれませんが、頭を使う作業にはなるべく時間を使いたい。なのに他の雑務や案件が緊急対応に苦しむというあれです。それも明日までにやっといてパターン。

【6月.7月-鬼畜案件1-】

続いて鬼のような案件がスタート。施主は海外の企業でマルイやパルコといった複合商業施設の中に入る店舗なのですが、一般的に3ヶ月程度は必要な設計期間に対して1ヶ月半というスケジュールに加えて海外企業の3次受けという鬼条件。要求される図面のレベルが僕にとっては高く、毎日が手探り状態。朝5時に図面を送って9時にバックが帰ってくる1週間はほんとに地獄だった。。

【8月-鬼畜案件2-】

工事が始まってもなお修正が発生しまくり、協力してくれる職人さんたちに頭を下げながら何とか完成を目指す毎日でした。ちなみに現場は19時から朝方まで行うのですが、その最中にお施主さんから修正がたくさんあると、日中に準備する羽目になるので必然的に寝れない毎日になります。みーんなイライラしちゃいます。

【9月-心が死に向かって歩き出す-】

そして鬼畜案件がようやく終わったとおもったのも束の間、また別の仕事がやってくる。数ヶ月前から少しづつ準備していたとはいえほんとに仕事の切れ目がなく、この頃には徐々に意識や意欲が遠のいていく感じになっていきます。そしてある事件を引き起こすのでした。

もともと指名受注の予定だったショールームの案件が、急遽先方の意向でコンペとなり2週間後に企画書の提出を求められる事になりました。そんこんなでプレゼンの1週間前になると、部長が言い出します。「この案件を受注するかしないかで今季の予算達成に大きく影響する。」「少しでも受注角度を上げるために全力を出せ。」と。施主との関係性や時間的な事を考えてあまり時間をかけずに資料を作ろうと予定していた僕はもうしらねぇ。

【10月 -ついに事故発生-】

ずっと心の中にそのモヤモヤがありながらも、提出の3日前まで手を動かさなかった僕に先輩方が気づきだし、部長・課長・先輩と総出となって企画書の詰め作業を手伝ってもらう事になってしまいました。自分でやる予定だった見積もりは営業チームの先輩に、企画書で一番大事なコンセプトページの整理も先輩に。そしてプレゼンまで部長にフォローしてもらうという、過去最大の失態を犯してしまいました。

【まとめ】

プロとして当たり前のことができていないことをつらつらと書き綴ってしまい面目ない。これからは自分で考える時間の短縮化と、物理的に無理なものはさっさとお金を払ってでも協力の依頼をしてコントロールする力を身につけようと心に決めて、この記事のイラストもたったかた〜んに外注しました。

たったか
た~ん

どうも。たったかた〜んです。イラスト描きました!同居している自宅で徳重が心霊系動画をYouTubeで延々と流してるときが一番やべーなと思いました。(流石に声をかけて止めました。)

writer:徳重
illustration:たったかた〜ん
2023/10/08