特集テーマを紐解きながら1年間練ってみるリアルカルチャーWEBマガジンです。2024年のテーマは「エン」。日常生活の中で感じる「エン」についての様々なエピソードや、その意味に迫るコラムをお届けしていきます。

稲川淳二の怪談ナイトに行ってきた
怪談

稲川淳二の怪談ナイトに行ってきた

夏といえば、怪談!!
ということで、いろいろな演目に触れていくシリーズ3回目の今回は、「稲川淳二の怪談ナイト」に行ってきたお話。

「夏=ホラー」のルーツとは?

本題に入る前に、この記事を書き始めてふと疑問に思ったのですが、そもそも「夏といえばホラー」なのは何故なんだろう??
子供の頃から、夏といえば怖い話、怪談のイメージがありました。テレビでも怪談スペシャルとか、心霊写真・映像特集とかやっていたなぁと。
どちらかというと冬の方が暗くなるのが早いし、寒いからゾッと背筋が凍るようなイメージもつきやすいような…

少し調べてみると、お盆が関係しているようです。
日本ではお盆になると亡くなった人の霊が帰ってくるとされ、家族が集まって先祖の霊を迎え、供養します。
しかしこの霊の中には怨霊や無縁仏などもいると考えられていました。昔の日本では、そういった霊に対し鎮魂の意を込めて「盆芝居」や「盆狂言」と呼ばれる、成仏できなかった霊たちの苦しみや成仏について演じる芸能が盛んに行われていたそうです。

暑い夏に怪談話でゾッとして涼しくなろう!ともよく言われていますが、日本の夏と怪談にはこのようなルーツがあったのですね。

「稲川淳二の怪談ナイト」について

前置きが長くなりましたが、そんなこんなで今回は稲川淳二さんの怪談を聞きに行きました!

子供の頃から怪談と聞くと稲川淳二さんのイメージがありました。
「怖いな〜怖いな〜」のやつです。
稲川淳二さんの怪談ナイトも自分が子供の頃からずっとやっているイメージがあったのですが、なんと1993年から始まり今年で31周年、稲川さんは76歳とのこと。すごい…!

今年は怪談ナイトに行くぞと決めてから、公式Xをフォローして公式サイトもチェックしていました。

事前に情報をチェックしていた甲斐もあり、前売り券を無事ゲット!当日券もありますが、公演によっては売り切れもあるので注意。
7月13日の栃木公演を皮切りに、11月の沖縄まで全国ツアー中で、私は7月の神奈川公演に行ってきました。

公演日当日!何をしていても汗が止まらない、37度超えの猛暑日、少し寝坊したせいで駅から走って会場へ。
なんとか間に合い会場内へ。涼しい…!お客さんは老若男女問わず、年齢層は幅広い感じでした。
グッズとかもあったけどギリギリ到着だったので後回し!着席します。

ちなみに怪談ナイトでは「満員御礼」ではなく、「満員御霊」と言います。
ほかにも「開場・開演」ではなく「怪場・怪宴」など。チケット表記もそうなってて細かい!コンビニ発券のチケットだけど嬉しい。

怪宴!!

ステージ上には、実際に存在した(している?)古い駅を再現したセットが。サイズ感もしっかり再現されているらしい。

怪宴時間になり、会場は真っ暗に。
各出入り口には提灯を持ったスタッフさんが立っています。
ステージに着物を着て提灯を持った女性が。
怪演前の注意事項とともに一言、

「怪奇現象が引き起こした不慮の事故等に関し、一切の責任を負いかねますのでご了承ください…」

怖〜〜〜!!
とってもいい雰囲気ではじまりました。
女性が袖に捌けた後、駅のセットの改札口から稲川淳二さんが登場!!
沸く客席!!!めちゃくちゃ笑顔で手をふる稲川さん!!!可愛い!!

ステージの端から端まで歩きながらニッコニコで手を振る稲川さん。

(客席)「おかえりー!!」
(稲)「ただいまー!」
(客席)「淳二〜!!」
(稲)「ありがとーう!!」
しばらくファンサをした後、中央に置かれたベンチに座ります。

怪談のコーナー

公演は、怪談が約90分、心霊写真解説が約30分の約2時間構成でした。怪談は途中雑談も交えながら、短めのものと長めのものを5つくらい。
稲川さんがいろんなツテから集めた話、昔からあたためてきた話などを披露。先ほどまでの茶目っ気たっぷりの稲川さんが怪談モードに切り替わります。

怖さもライトめなものから、しっかりとゾッとくるものまで、照明や音の演出も交わって引き込まれました。

後でとあるインタビューを読んだら、「公演ごとに少しずつセリフの言い回しや話のテンポが違うところがあり、お客さんとの間合いで変わっていく」と仰っていて、毎回その時その時で作られているものなんだなあと感じました。

子供の頃から割と怪談とかホラー番組とか好きで観ていましたが、家じゃなく会場で聴くのは初めてで、しっかり集中できてすごく良かった。
怪談や雑談で生だからこそできる話もあって、現場の良さを改めて感じたのでした。

心霊写真解説のコーナー

怪談ももちろんだけど、これもすごく楽しみだった!ステージ中央にスクリーンが降りてきて、心霊写真を紹介していきます。

昔のフィルムカメラの写真だけかと思いきや、つい最近撮影された写真もあった。
撮影時や現像してすぐは写ってなかったのに、後からジワジワと現れてくるものもあるそうです…

解説中、前の方に座っているお客さんたちに話しかける稲川さん。あるアパートで撮られた、女性の後ろに顔が写った写真について話している時は、
「あなたの家はアパート??マンション??」
「マンション!!いいですね〜写真撮ってみてください!きっと写りますよ!この顔が!楽しみですね〜!!(ニコニコ)」
といった調子で、ニッコニコしながらしっかり恐怖を植え付ける稲川さん。
終始楽しそうでこちらもニコニコに。

終宴

心霊写真解説コーナーが終わり、最後の挨拶をして捌けていく稲川さん。最後の最後まで客席にニコニコで手をふります。
怪談の怖さも勿論だけど、1番印象的だったのは稲川さんの可愛さでした。ファンの方々をすごく大切に思っているんだなあと感じた。

「怪談爺ぃがやってくる〜♪」の曲とともに会場を後にします。ツアーグッズも充実していました。

汗だくで会場入りしましたがすっかり汗も引いて、怪談に冷やされた2時間。夏にぴったりのイベントでした。楽しかった!!!

Writer:カマクラ
2024/08/11